Galette des rois
フランスでは、年明け最初の伝統行事として、1月6日のエピファニーの日に、ガレット・デ・ロワを食べる習慣があります。
ガレット・デ・ロワは、普通は、アーモンドクリームのパイで、その中にフェーヴ(fève : ソラマメの意)という陶器でできたオブジェが仕込まれています。
そのフェーヴを引き当てた人が王様(女王様)です。
紙で作った王冠をかぶり、祝福されます。王様(女王様)になった人は、幸運が一年続くと言われています。
Épiphanie
エピファニーの日というのは、日本語では、公現祭(こうげんさい)と言い、キリスト教の祭日です。
東方三博士が、イエスの誕生を祝って来訪し、キリストが神の子として、公に現れたことを記念するものらしい。それが、クリスマスから数えて12日目の1月6日です。
ガレット・デ・ロワは、エピファニーの日の1月6日に食べられていましたが、最近では、1月中であれば、エピファニーの日に限らずいつでも、ガレット・デ・ロワは食べられるようになりました。
Les Rois mages
ガレット・デ・ロワ(galette des rois)のロワ(roi)というのは、王様という意味ですが、ここでは、東方三博士(les rois mages)のことです。
Fève
ガレットの中に仕込んでおくのが、フェーヴ。
陶器でできた小さい人形が一般的ですが、地方によって多少異なります。
現在、日本で購入できるガレット・デ・ロワは、間違って飲み込んでしまわないようにとの安全性の配慮から、フェーヴのかわりに、豆などをガレットの中に仕込ませるのが普通。
フェーヴは別添えになっていることが多いです。
家庭でガレット・デ・ロワを食べる時は、普通、一番小さい子供が、テーブルの下に隠れて、切り分けたガレット・デ・ロワを、それぞれ誰に配るのかを指定します。
そして、フェーヴ入りのガレット・デ・ロワが、誰のもとにいくのか、一年の運試しです。
Qui a la fève ?
ルミエールアキでも、新年会として、ガレット・デ・ロワの会を行っています。
ルミエールアキの場合は、女性だけの会になるため、フェーヴが当たった人は、王様ではなく「女王様」ということで祝福しています。
その時、Qui a la fève ? (誰が当たった?)って聞いたり、
J’ai la fève !(私です!)
C’est moi la reine !(私が女王です!)
と言って、一年の運試しで盛り上がります。
ルミエールアキの恒例行事「ガレット・デ・ロワの会」
ルミエールアキでは、フランス語教室の生徒の皆さんと、新年会として、アットホームなガレット・デ・ロワの会を開催してきました。写真の一部はこちらからご覧ください。
初心者の真剣フランス語
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