フランス便り

食べる・飲む・味わうフランス旅行
2010年、ルミエールアキの全ての講座、ワイン&チーズ講座、フランス料理講座、フランス語講座では、毎月、同じフランスの地方をテーマに掲げました。そして一年間でフランスを一周し、食べて、飲んで、フランス文化を味わい尽くしました!

イル・ド・フランス | ロワール | アルザス | ローヌ・アルプ | ブルゴーニュ

イル・ド・フランス

4月のテーマはイル・ド・フランス

日本からフランスを訪れる時に、ほとんどの人がまず真っ先に足を踏み入れるのが、花の都パリ。フランスの首都です。そのパリを中心としたエリアの地域圏名がイル・ド・フランス。

世界遺産の宮殿があるヴェルサイユ、フォンテーヌブロー、大聖堂が有名なシャルトル、そしてもちろんパリ・・・、観光スポットが目白押しなエリアです。

最初はルミエールアキのご挨拶をかねて、世界一、美しい街、パリについての思い出の写真をご紹介してみたいと思います。

<凱旋門>

フランスに行くたびに、パリに行くたびに、必ず通る場所。凱旋門。この写真も、実は、動いているバスの中から撮影したものです。観光客にとっても、フランス人にとっても象徴的な場所です。

都市を観光する時、よく高いところに登って街を見下ろしたりしますね。パリでもエッフェル塔、サクレクール寺院、今はなきサマリテーヌのデパートの屋上、いろいろスポットはありますが、お薦めのひとつが、この凱旋門の上から見たパリの風景。シャンゼリゼ通りをはじめとする12の通りが凱旋門を中心として放射線状に延びているのです。その様子が星(フランス語でエトワール)のように見えることから、凱旋門がある広場を、星の広場(エトワール広場)とも呼ばれています。その美しさには本当に圧倒されます。そして、この風景をみて日本に帰国すると、街並みの汚さ、統一感のなさに、泣けてくるのです。

<食の街パリ>

パリは美食の街としても有名です。街のいたるところから、美味しい香りが漂ってくるのです。有名店でもなんでもない町の普通のお惣菜屋さんでさえこの風景。ちょっと変な日本語ですが、なんともオシャレに美味しそうです。

<フランス人は日焼け好き>

この写真、何かおかしいと思いませんか?写真の写し方がよくないのでわかりづらいですが、そう、ベンチの角度です。(さすがに、ベンチの写真を撮るのは恥ずかしく、急いで撮影したので、こんな出来になってしまいました。)このベンチが公園の池のまわりに、たくさん並んでいました。普通に座ると、顔が思いっきり太陽に向くような角度です。私の知っているフランス人は、みんな日焼けが大好きです。おそらく、ヴァカンスを全てに優先させる気質のフランスの人々は、夏なのに真っ白な肌をしていると、ヴァカンスに行っていないと思われて恥ずかしいのではないでしょうか。だから、いつも無理矢理、肌を焼こうとしているのかしら???と密かに分析しています。

   

ロワール

ルミエールアキの5月のテーマはロワール地方

<フランスの庭>

フランスの中部に位置し、緑豊かな森が広がり、温暖な気候に恵まれていて、『フランスの庭』と称されている美しい地域。その美しい風景にさらに魅力を加えているのが、中世に王侯貴族によって築かれた数多くのお城です。

<ロワールの古城>

その中で、ロワール地方最大級のお城が、シャンボール城。当時のフランス王、フランソワ1世が使用していたお城で、特に有名なのが、このお城の「二重らせん階段」。すれ違わずに昇り降りできるようになっている屋上テラスに通じるらせん階段。この時、フランソワ1世に招待されてフランスに滞在していたレオナルド・ダ・ヴィンチが設計に参加したとも言われています。

(ところで、私がロワールの古城を訪れた時は、まだデジカメでなく・・・。残念ながら写真が残っていませんでしたので、この写真はフリー画像を使用させていただいていますx)

<美しい言葉>

フランスの歴代の王たちに愛されてきた場所であったためか、この土地の人々は気品があって、優雅な暮らしをしているイメージが強い。話す言葉も美しく、フランス語が最も美しく話されている土地として世界的にも有名です。

<ワイン産地>

ロワール河は、フランス最長の1020kmもの長さで、その流域には広大なブドウ畑が広がり、様々なブドウが栽培されています。ロワール地方は、白ワインを中心に、赤、ロゼ、発泡酒、甘口ワインなど、バラエティーに富むワインの産地としても有名です。

例えば・・【ミュスカデ(白)】・・シュール・リーという製法を使うとフレッシュなのに旨みもあるワインになります。【ロゼ・ダンジュ(ロゼ)】・・初心者にも大変飲みやすくて人気の中甘口タイプのロゼワイン。【シノン(赤、白、ロゼ)】・・・軽快な赤ワインが特に有名。山羊のチーズとの相性も抜群♪【サンセール(赤、白、ロゼ)】・・・特に有名なのは、ボルドー地方で栽培されているソーヴィニヨン・ブランというブドウ品種を使った辛口白ワイン・・・最も有名だと思われるワインの名前を挙げましたが、やっぱり飲んでみないと分かりませんね!

アルザス

6月のテーマはアルザス

<ドイツ領だった・・・>

アルザス地方は、ライン川をはさんでドイツと国境を接しているフランスの北東部の地方です。

フランス領だったり、ドイツ領だったり、歴史に翻弄された地方。『最後の授業』という話を幼い頃に読んだ記憶があります。詳細は覚えていませんが、確か、第二次世界大戦の時の話で、明日からドイツ領になりますから、もうフランス語は話してはいけません!という話だったと思います。それだけで、日本人には不思議な気持ちになりますね。

(ところでこの写真は、10年以上前に普通のカメラで撮った写真をスキャナーで取り込んでみたのですが、ものすごく昔っぽい写真で、われながら驚いています。)

<独特の文化>

アルザスはドイツの文化とフランスの文化が混在していて、独特の文化を持っています。ドイツっぽい家々が立ち並ぶ様子がカワイイ印象です。食文化も独特で、シュークルート(ドイツではザワークラウト)というキャベツの酢漬けのお料理が有名です。また、ワインはもちろん有名ですが、この地方ではビールの生産も盛んです。なるほど、ドイツっぽい。

<ワイン街道>

アルザスは、北に位置するので、ワイン造りには向かないような気がしますが、ヴォージュ山脈のおかげで北西からの雨や風をさえぎり、降水量が少なく日照時間が長いという、ブドウの生育に適した環境です。ヴォージュ山脈の東側100キロはワイン街道と呼ばれています。

<アルザスワインの特徴>

アルザスのワインはとても特徴的です。ボトルの形がフルート型をしていて、明らかに他の地方のワインのボトルと形状が違います。また、ワインの名前の付け方も他の地方と違い、ブドウ品種の名前をワインの名前としています。舌をかみそうなゲヴェルツトラミネール、リースリング、シルヴァネール・・・、それらは品種の名前ですが、アルザスのワインの名前でもあります。

ローヌ・アルプ

簡単に言えば、パリと南仏の間に位置するローヌ・アルプ地方。フランスの東南部に位置し、スイスやイタリアと国境を接している地方です。

<リヨン~フランス第二の都市>
この地方には、フランス第二の都市といわれるリヨンがあります。リヨンには、ソーヌ川とローヌ川という大きな川が二つ流れていますが、ソーヌ川をはさんで、旧市街と新市街にわかれます。旧市街は、世界遺産にもなっている美しい街並み。

<ブション~美食の町リヨン>

リヨンは美食の町としても有名。世界的に有名なシェフたちの美味しいお料理が食べられます。

そして、町の中には、ブションと呼ばれる大衆レストランも賑わっています。ランチの時間になると、どの店も外の通りにまでテーブルをだして、大勢のお客様を迎えています。とても印象的だったのが、サラダリヨネーズ(リヨン風サラダ)。たっぷりの野菜の上に、大きなベーコン、クルトン、そしてポーチドエッグがのっています。飾らないでも美味しいフランス、そんなことを実感させてくれます。

<ワイン&チーズ>

コート・ド・ローヌと言われるワイン産地は、フランスではボルドーに次いで広い産地で、とても上質なワインを生産しています。かつては、法王のためのワインとして知られていました。

そして、チーズも、とても人気のある有名なチーズがたくさん作られている場所でもあります。山のチーズと言われる大型のチーズが目立ちます。

  

 

<アルプスの山々とフランスの地方都市>

ローヌ・アルプ地方と言えば、アルプスの山々も忘れてはいけません。

写真は、スイスとの国境にあるリゾート地アヌシー。雰囲気はまるでスイス。

上の写真は、蜜のような甘みとミルクのコクが上品で、『チーズのプリンス』と絶賛されるチーズ、ボーフォールの村。

ブルゴーニュ

ルミエールアキの9月のテーマはブルゴーニュ地方
ワイン好きでなくても、ブルゴーニュの名前はご存知ですよね。パリから南東に車で1時間くらい走ったところからブルゴーニュがみえてきます。一口にブルゴーニュといっても、北にはシャブリ、南にはボジョレー、そして黄金の丘(コート・ドール)と呼ばれる一帯には、ロマネ・コンティや、シャンベルタン、モンラッシェ・・・・、よだれが出てくるワインが作られています。

  

    

  

   

     

<ワインの王様>
フランスでは、「ブルゴーニュはワインの王様、ボルドーはワインの女王」って言います。

私のイメージでは、優雅で繊細なブルゴーニュが女王で、力強いボルドーが王様って気がしてしまいます。私のワイン経験値はまだまだなんでしょうね。

アルザスワインのところで、アルザスのボトルの形がフルート型で特徴があると紹介しましたが、ブルゴーニュのワインボトルは、“なで肩”、ボルドーは“いかり型”です。このボトルの様子からも、ブルゴーニュは女性っぽく、ボルドーは男性っぽく見えるんですが、どうなんでしょう。とにかく、フランスでは私の感覚とは逆に言う!って覚えました(笑)

<ブルゴーニュのお料理>

ワインで有名なブルゴーニュは、お料理もワインとの相性が最高です。

シャロレ牛を使ったブフ・ブルギニヨン(牛肉の赤ワイン煮)や、コック・オ・ヴァン(鶏肉の赤ワイン煮)、それから、エスカルゴもブルゴーニュです。エスカルゴをワインなしで食べるなんて、私には考えられません(笑)

<チーズの王様>

チーズでも王様と呼ばれるチーズがあります。それが、エポワス。マール・ド・ブルゴーニュというワインの搾りかすで作った蒸留酒で、表面を洗って作るウォッシュタイプのチーズです。大変強い個性的な香りが、ツウにはたまりません。ブルゴーニュの赤ワインにぴったりあいます。トロトロに熟成させて、スプーンですくって食べたりします。

パン・デピスという、ジンジャーなどがはいったスパイシーな、蜂蜜入りパンなども、ブルゴーニュでは有名ですが、このパン・デピスを、チーズの王様エポワスとあわせて食べると最高です。もちろんブルゴーニュの赤ワインも一緒に!

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